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舌癌とは

舌癌(ぜつがん)は、口腔癌の一つで、舌前方2/3(有郭乳頭より前方)と舌下面の範囲で発生する腫瘍です。
口腔癌の中で最も多い腫瘍です。そのほとんどは舌縁部に発生します。
男性は、女性の2倍罹患する割合が高いです。
男性が多いのは喫煙が影響していると言われています。
舌癌の好発年齢は50歳代から70歳代です。
舌癌はリンパ節転移を起こすと予後(生存率)が悪くなります。
早期発見、早期治療を目指しましょう。








舌癌の症状

舌癌は、初期症状で、痛みや出血が出るとは限りません。

主な舌癌の症状は下記です。
〇口の中が白や赤に変色する。斑点がある。
〇口臭が強くなる。
〇口の中に硬いしこりがある。(舌の両脇にできるしこりが典型的なです。)
〇口の中に出血しやすい場所がある。
〇口の中に痛みやしびれがある。(食事中など)
〇口の中がただれている。


舌がんの症状が進行すると、言語障害や摂食障害を引き起こすこともあります。

■舌癌と口内炎
舌癌の症状は、口内炎と似ているため放置されることもあります。
口内炎は通常長くても二週間程度で治ります。持続するような場合は舌がん・口腔がんの疑いがあるので注意しましょう。






舌癌の原因

舌癌の原因は、
喫煙、飲酒、虫歯の放置、合わない入れ歯、口腔内を不衛生にしておく、などがが考えられています。

虫歯になってしまったら、放置せずに治療しましょう。
虫歯の治療のため歯科を受診し、舌癌が見つかるケースもあります。

喫煙をしている方は禁煙しましょう。






舌がんの病期・ステージ

 舌癌の病期は国際的なTNM分類を用いⅠ~Ⅳ期にわけられますが、簡略に示すと次のようになります。

T1最大径が2㎝以下
T2最大径が2㎝を超えて4㎝以下
T3大径が4㎝を超えて6㎝以下
T4の周囲やあごの骨にまで広がっている
N0頸部リンパ節転移を認めない
N13㎝以下の頸部リンパ節転移を1個認める
N2~3それ以上の広がりをもつ頸部リンパ節転移を認める

病期Ⅰ期T1N0
病期Ⅱ期T2N0
病期Ⅲ期T3N0,T1~3N1
病期Ⅳ期T4N0~3,T1~3N2~3,M1(遠隔転移が認められる)


舌はすぐ近くにリンパ節が多く存在するため、リンパ節への転移が起こりやすい。

リンパ節に転移をしていると、予後不良になります。

舌癌で「舌の全摘手術」する方BNCTなら「切除を免れる」可能性があります。

BNCTで舌癌の治療


舌癌の手術

現在、舌がんの治療の基本は、手術による摘出です。
腫瘍の大きさや位置により、放射線治療や化学療法を組合せます。
リンパ節に転移がある場合には首の方のリンパ節を同時に手術します。


舌部分切除術 癌が小さく浅い場合。日帰り手術や短期間の入院。切除する部分が少ないので後遺症は少ない。
舌半切除術 癌のある方の半分を切除する。切除後に再建を行う。
舌亜全摘手術 癌のある方の半分以上を切除する。切除後に再建を行う。
舌全摘手術 腫瘍が大きい場合には、舌の全摘手術を行います。
頚部郭清術 転移している場合は、周囲の組織も含め摘出します。

手術で切除する範囲は、腫瘍の大きさ、位置で決まります。

手術により、切除した部分が大きい場合は、再建手術を行うこともあります。身体の他の部分の筋肉や皮膚から再建をします。




舌癌の手術の後遺症

手術によりを舌を切除した場合、後遺症(食事がしにくい、話しにくいなど)があります。

○摂食・嚥下障害
切除範囲が大きい場合は、食べ物を飲み込む訓練をします。

○構音障害
発音が正しくできなくなります。正しく発音するためにリハビリを行います。




BNCTで舌癌の治療

BNCTは舌癌のように、体表に近い部位の癌に効果を発揮します。
BNCTは、正常な神経細胞を保護し、がん細胞を選択して、ミクロン単位で一つ一つ死滅させる治療法です。
BNCTで舌がんの治療効果が見込めるかもしれません。

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*舌癌が広範囲に転移した場合は、BNCTの治療適応はありません。

BNCTの仕組み