BNCTプラザ


食道がん

食道がんについては、喫煙と飲酒が確立したリスク要因とされています。特に扁平(へんぺい)上皮癌ではその関連が強いことがわかっています。

また、喫煙と飲酒が相乗してリスクが高くなることも指摘されています。また熱いマテ茶を飲む習慣がある南ブラジルやウルグアイや熱い飲食物(お粥など)を好む中国、日本、香港などは食道がんが多く発生しています。

これは熱い飲食物が食道粘膜の炎症を通して、食道がんのリスクを上げることが示されています。

一方、欧米で急増している腺癌については逆流性食道炎に加えて、肥満によりリスクが高くなるとされています。

予防要因では、野菜・果物の摂取がおそらく確実とされています。

また、食道がんにかかる方は咽頭(のど)や口、喉頭などにもがんができやすいですし、咽頭や口、喉頭などの癌(咽頭癌口腔癌喉頭癌)にかかられた方は食道にも癌ができやすいことがわかってきています。



食道癌の危険因子

喫煙、とくにアルコール度数の高い飲酒、極端に熱い飲み物や食べ物(お粥など)、頭頚部がんの既往歴の有無が危険因子としてあります。



食道癌の予後因子

喫煙、とくにアルコール度数の高い飲酒、極端に熱い飲み物や食べ物(お粥など)、頭頚部がんの既往歴の有無が危険因子としてあります。





食道癌の症状

・無症状
・食道がしみる感じ
・食物のつかえ感
・体重減少
・胸痛・背部痛
・咳
・声がかすれる



食道癌の検査と診断

食道造影検査
バリウムを飲み、バリウムが食道を通過するところをレントゲンで撮影する検査です。内視鏡検査が普及した今日でも、造影検査は苦痛を伴わず検診として有用です。造影検査では、がんの場所やその大きさ、食道内腔の狭さなど全体像が見られます。


内視鏡検査
カメラで肉眼的診断と、組織を採取し組織学(病理学)的診断をします。病変の位置や大きさだけでなく、病変の数、病巣の広がりや表面の形状(隆起(りゅうき)や陥凹(かんおう))、色調などから、病巣の数や、ある程度のがんの進展の深さを判断することができます。さらに通常の観察に加えて色素内視鏡を行います。正常な粘膜上皮細胞がヨウ素液(一般にルゴールといいます)に染まるのに対し、がんなどの異常のある部分は染まらないでんぷん反応を利用した方法です。


超音波内視鏡
深達度(しみ込み具合)、食道周囲のリンパ節転移を診断します。


CT検査
肺、肝臓など遠隔転移、周囲組織(気管支、大動脈、肺など)への浸潤やリンパ節転移などの確認をします。


MRI検査
肺、肝臓など遠隔転移、周囲組織(気管支、大動脈、肺など)への浸潤やリンパ節転移などの確認をします。


胸部単純レントゲン検査
肺など遠隔転移の確認をします。


骨シンチ
全身骨への遠隔転移の確認をします。


PET検査
PET検査は、全身の悪性腫瘍細胞を検出する検査です。
悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも活発に増殖するため、そのエネルギーとしてブドウ等を多く取り込みます。
PET検査では、放射性ブドウ糖を注射しその取り込みの分布を撮影することで悪性腫瘍細胞を検出します。
食道がんでも進行度診断での有効性が報告されています。


採血検査
食道がんの腫瘍マーカーは、扁平上皮癌ではSCC(扁平上皮癌関連抗原)とCEA(癌胎児性抗原)です。
腺癌ではCEAです。他のがんにおける場合と同様に、腫瘍マーカーは進行した悪性腫瘍の動態を把握するのに使われています。


BNCTで食道がんの治療

BNCTは、基本的に体表に近い癌を対象とします。
また、消化管原発の癌はBNCTの対象になりにくいです。
一般的には、食道がんはBNCTの適応ではありません。

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