BNCTプラザ


喉頭とは

喉頭は”こうとう”と読みます。
喉頭は、「のどぼとけ」の部分です。
喉頭は空気の通り道(気道)です。
甲状軟骨・喉頭蓋軟骨など六個の軟骨で囲まれている気道の一部で、中央部に声帯があります。

〇喉頭の分類
喉頭は
「声帯部」声帯を中心とする部位。
「声門上部」声帯より口側の部位。
「声門下部」声帯より気管側の部位。
にわかれます。

〇喉頭の役割
喉頭には、
「発声」声帯を使い発声する。
「誤嚥防止」呼吸をするための通路に異物が入らないようにする。
「気道の確保」呼吸をするための空気を通す。
の役割があります。

〇喉頭蓋とは
喉頭蓋は、喉頭の入り口にある蓋です。
食べ物を飲み込むときには喉頭を閉じて、食物が気管や肺に入るのを防ぎます。

〇声帯とは
声帯は、喉頭の上部(前部)にある発声するための器官です。
ひだ状で左右に二つあります。
声帯は、肺からの空気により振動し(喉頭原音)、声を出します。

声帯を全摘出した場合、呼気が口まで届かないので、声を出せなくなります。
声帯を全摘出した後の声の出し方 について詳しく。





喉頭と咽頭の違い

喉頭は喉仏のあたり(喉の手前の部分)、咽頭はその後ろ側の食道につながる部分です(喉の奥の部分)。
喉頭と咽頭の違いについて詳しく







喉頭癌とは

声門上、声門、声門下の3つに分類されます。
癌の発症頻度は「声門」が最も高いです。

声門上癌とは、声帯(声門)より上の部位にできた癌をいいいます。
声門癌とは声帯がある部位にできた癌をいいます。
声門下癌とは、声帯(声門)より下の部位にできた癌をいいいます。

喉頭がんが進行すると、発声、誤嚥防止、気道確保などの喉頭の機能が損なわれます。





喉頭癌の症状

声がかすれる。声がしゃがれる。<嗄声(させい){声枯れのこと}>
しゃべりずらい。
口があけずらい。
違和感がある。呼吸がしにくい。<咽喉頭違和感>
のどが痛い。
喀血(咳をすると痰に血が混じる)。
食べ物がのみこみにくい。<嚥下障害>
扁桃腺がはれている。
首にしこりがある。
くびのつけ根のリンパ節がはれている。

喉頭癌の代表的な症状は、「声がかすれる。」「喉に違和感がある」などです。
*風邪をひいた場合、声枯れは1週間程度で治ります。
 長期間治らない場合は要注意です。





喉頭癌とたばこ

主な危険因子はたばこと酒です。
喉頭がんの罹患者の多くが喫煙者です。

喉頭がんの発生は男性に多く、50歳代から80歳代までが発病しやすい年齢です。
男性に罹患者が多いのは、男性の方が喫煙をする方が多いためです。
喉頭癌になるリスクを減らすためにも禁煙しましょう。
喫煙は、煙草を吸わない周りの人にも健康被害を及ぼします。
本人が吸わなくとも、周囲に喫煙者がいれば影響を受けます。









喉頭・声帯を摘出した場合の発声

喉頭・声帯を摘出すると、今までのように声を出せなくなります。

喉頭を全摘出した後の発声法には、主に下記の3つがあります。

・食道発声法
・電動式人工喉頭(電気喉頭)
・シャント発声法

喉頭(声帯)摘出後の発声について詳しく



喉頭癌で「声帯を摘出」する方BNCTなら「声を失うことを免れる」可能性があります。

BNCTで喉頭癌の治療

一般的に、喉頭癌は、
ステージ1、ステージ2が放射線治療。
ステージ3、ステージ4、または再発した喉頭癌の場合に手術が行われます。





喉頭癌の放射線治療、手術

喉頭癌の放射線治療
初期の喉頭がんであれば、放射線治療でかなりの確率で治ります。
初期であれば、声・呼吸の機能の保存ができる可能性が高いです。


喉頭癌の手術
手術には、「喉頭部分切除術」と「喉頭全摘術」があります。
喉頭部分切除術は、声帯を部分的に残します。影響はでるものの、発声はできることが多いです。
主に初期の喉頭がんで行われる手術です。
喉頭癌を外科手術で対応した場合、機能や外見が損なわれます。

「喉頭全摘術」は、声帯を摘出します。
この場合、声は出せなくなります。

「喉頭亜全摘術」では、声帯の大部分を切除しますが、一部分を残します。


喉頭を手術で全摘出した場合の後遺症
喉頭を摘出した場合、「話す」「呼吸する」「食べる」といった機能が影響を受けます。

呼吸は、首の付け根から気管へ穴を開け、管を通して空気の通り道を確保します。「永久気管孔」といいます。
「永久気管孔」は穴が開いたままです。

声帯を全摘出してしまうと、呼気が口まで届かないので、声を出せなくなります。

「永久気管孔」は穴が開いたままなので、
お風呂に入るときは、穴から水が入らないように、つかるのは胸までです。

気管孔には、ほこりや煙草の煙が入らないようマスクのようなプロテクターを付けます。
喉頭を摘出するため、鼻をかんだり、においをかいだりすることができなくなります。

飲食物は、口、喉頭、食道、胃へと送られます。


喉頭癌の再発を防ぐ
喉頭の放射線治療、手術を行った場合、喉頭癌の再発が問題となります。
定期的な経過観察を行います。




BNCTで喉頭癌の治療

BNCTは喉頭がんのように、体表に近い部位の癌に効果を発揮します。
BNCTで喉頭がんの治療効果が見込めるかもしれません。

喉頭の全摘手術の可能性のある方は、
BNCTによる治療をご検討ください。



放射線治療後に喉頭癌が再発した場合

※ 声帯の摘出手術を受ける予定の方

放射線治療後に喉頭癌が再発した場合、
同一臓器の同一部位へ、再度の放射線治療は積極的には行われません。
放射線治療を同一部位へ行なうと、放射線照射の蓄積により、正常細胞が深刻なダメージ受けるためです。
症状によっては声帯の摘出手術を受ける必要があるかもしれません。

しかし、
BNCTであれば、放射線治療後に再発した喉頭癌も、治療適応があるかもしれません。
「喉頭の切除を免れる」可能性があります。


*BNCTは広範囲に転移している場合は、一般的に治療適応がありません。


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BNCTの仕組み