BNCTプラザ


江戸川病院 頭頸部外科・耳鼻咽喉科

横山純吉先生(江戸川病院頭頸部外科・耳鼻咽喉科)の診察や【予約制】です。
事前に下記にてご予約をお願いいたします。
江戸川病院 地域連携室  03-3673-1221(代表)

*江戸川病院ではBNCTによる治療は開始しておりません。

*江戸川病院では放射線治療器トモセラピーは3台稼働しています。22時まで放射線治療をおこなっています。




診療疾患

耳鼻咽喉科疾患一般および甲状腺疾患等の頭頸部外科領域の疾患を対象として診療を行っています。特に鼻・副鼻腔疾患(慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻・副鼻腔腫瘍、頭蓋底腫瘍)および頭頸部悪性腫瘍(口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、鼻・副鼻腔癌、甲状腺癌等)を重点的に診療しています。 また、緊急性を要する扁桃周囲膿瘍、深頸部膿瘍などの感染症や頭部や頸部の外傷の治療も積極的に施行しています。

■ 主な疾患
〇 耳疾患
炎症性疾患(急性中耳炎や慢性中耳炎等)
難聴性疾患(伝音性(慢性中耳炎等)、感音性(老人性、騒音性、腫瘍性)
めまい疾患(眩暈症、メニエール病等)
腫瘍性疾患(外耳・中耳悪性腫瘍、側頭骨腫瘍)

〇 鼻・副鼻腔疾患
炎症性疾患(慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎等)
外傷(鼻骨骨折、顔面骨折、側頭骨骨折等の頭部顔面外傷)
嗅覚障害
腫瘍性疾患(鼻・副鼻腔腫瘍、特に鼻・副鼻腔悪性腫瘍、頭蓋底腫瘍)

〇 咽頭・喉頭疾患
炎症性疾患(急性咽喉頭炎、扁桃周囲膿瘍、咽後膿瘍等)
構音障害(声帯ポリープ、反回神経麻痺、喉頭肉芽腫、喉頭外傷、腫瘍性等)
嚥下障害(神経性、腫瘍性、外傷性の嚥下障害の診断と治療)
睡眠時無呼吸症候群
腫瘍性疾患(上咽頭腫瘍、中咽頭腫瘍、下咽頭腫瘍、喉頭腫瘍、特に咽頭・喉頭の悪性腫瘍)

〇 顔面・口腔疾患
顔面神経麻痺、唾石症、味覚障害、唾液分泌障害、口内炎等の粘膜疾患、耳下腺等の唾液腺炎、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、口腔悪性腫瘍

〇 頸部疾患
甲状腺疾患(悪性腫瘍やバセドウ氏病等)
頸部腫瘍(特に悪性腫瘍)
頸部外傷

〇 気管・食道疾患
気管・食道異物、狭窄等の嚥下障害、呼吸障害
腫瘍性疾患(気管・食道の悪性腫瘍)

〇 腫瘍性疾患(特に悪性腫瘍)
甲状腺腫瘍、耳下腺や顎下腺等の唾液腺腫瘍、口腔腫瘍、咽頭腫瘍、喉頭腫瘍、鼻・副鼻腔腫瘍、耳側頭骨腫瘍、頭蓋底腫瘍等を専門に診療しています。
一律に標準的な治療をお勧めするのではなく、個々の患者様に最適な最善の治療法を相談しながら決定しています。




手術等に関するご案内
BNCTではありません。



内視鏡を併用し中・下咽頭癌の経口的切除により低侵襲手術 経口的に切除により低侵襲、機能温存が可能となり早期退院 内視鏡を併用することにより従来顔面や下顎を切開していた症例が口腔内より切除可能となり、低侵襲な機能温存手術が可能となりました。

研究成果は下記の論文に報告されています。
1. Ohba S, Yokoyama J,et al. A Novel application of a polyglycolic acid sheet in treating oral and oropharyngeal cancer. Head Neck Oncol. 2013 ;5(1):3.
2. M Sakai, J Yokoyama, et al. A novel procedure combining transoral resection and set-back tongue flap for oropharyngeal cancer Acta Oto-Laryngologica 2015;135(7):736-40.



巨大な耳下腺癌  本人の希望は再建しない低侵襲手術 これらの研究成果は下記の論文に報告されています。
1. J Yokoyama, et al. Impact of removing mastoid process for advanced parotid cancer on facial nerve identification, preservation and reconstruction. Head & Face Medicine 2014, 10:6 doi:10.1186/1746-160X-10-6.
2. Yokoyama J, et al. Minimally invasive procedure for reconstruction through grafting free fat placed in sternocleidomastoid muscle flap following total parotidectomy with parapharyngeal space dissection. Head Neck Oncol. 2013 Apr 01;5(4):42.
3.A Hayashi, J Yokoyama, et al. Massive myoepithelial carcinoma originating from the submandibular gland that was successfully treated with surgical excision using a part of the lengthened skin as a local flap Plast Reconstr Surg Glob Open. 2015;3(3):e329.

がん治療後のQOL(生活の質)は、治癒率と同等に重要です。様々な領域の専門医が協力して患者様を集学的治療をすることにより、治癒率を低下させることなくQOLを維持するように努めます。耳鼻咽喉科・頭頸部外科医が中心になり、脳神経外科医、形成外科医、内科医、口腔外科医、言語聴覚士、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカー等の各種専門分野の協力により、高度の医療を実現します。



甲状腺癌縦隔浸潤例の低侵襲手術
甲状腺癌は若年女性に多い疾患であり、時に縦隔に浸潤する場合があります。通常胸部皮膚切開や胸骨切除が行われるが、縦切開創は目立ち骨痛等も残る場合があります。胸部皮膚切開をしない整容性と機能性を考慮した安全な手術法を実施しています。

この手術法は下記の論文に報告されています。
1. Yokoyama J,et al. A safe and cosmetic method of removing the sternum by bone forceps for mediastinal dissection of recurrent thyroid cancer. Head Neck Oncol. 2012;4:57.
2. S Ohba, J Yokoyama, et al. A novel procedure for transtracheal resection for recurrent thyroid cancer involving a trachea and esophagus. World J Surg Oncol. 2014, 12:303
3. S Ohba, J Yokoyama, et al. A novel functional reconstruction method for recurrent laryngeal cancer after vertical partial laryngectomy. J Otol Rhinol 2015, doi.org/10.4172/2324-8785.S1-011.

4. S Ohba, J Yokoyama, M Kojima, M Fujimaki, et al. Significant Preservation of Swallowing Function in Chemoradiotherapy for Advanced Head and Neck Cancer by Prophylactic Swallowing Exercise. Head Neck. :24-Oct-2014.

入院前より退院し社会復帰するまでリハビリテーションを「チーム医療」として取り入れて早期社会復帰を目指します。頭頸部癌の治療は、音声や言語、咀嚼機能に影響が及ぶ場合があります。治療に伴う後遺症等を最小限に抑え、早期退院、早期社会復帰を促進するため、最高水準の集学的治療を各種の専門科と協力して機能回復訓練(咀嚼、嚥下、音声等)を実施します。



手術以外の機能温存療法 1)進行喉頭癌の機能温存療法
喉頭癌の内声帯より発生する声門癌は放射線や化学療法の効果が乏しく進行声門癌(T3,4)は原則的に喉頭全摘術が施行され、機能温存が不可能でした。

抗癌剤を癌の栄養血管に集中的に投与し治療成績の向上と合併症の軽減する超選択的動注療法が有効とされてきた。しかし、喉頭温存は可能でも機能温存ができない症例があり、その原因が大量の抗癌剤と放射線量と解析した。CTにより抗癌剤の分布を詳細に検討する方法を1998年に頭頸部癌に世界に先駆けて開発し、治療効果と安全性が向上しました。




切除不能副鼻腔進行癌に対する超選択的動注療法による機能温存療法
副鼻腔癌の頭蓋底浸潤例は解剖学的に複雑で、栄養血管の同定が困難である。我々の開発したCTアンギオ併用動注療法により安全に治療効果を上げることが可能となった。特に眼窩に浸潤する場合は視力を温存することが困難であったが、CT併用動注療法により視力を温存しながら治癒率の向上が可能となりました。頭蓋底浸潤例の場合、合併症を回避のため選択的動注療法を躊躇する場合が多いが、再発はCTアンギオの解析の結果より抗癌剤の投与されていない領域に多いので癌の全領域に薬剤を投与することが重要である。





視力障害例の治療について

視力低下早期例はほぼ100%で視力改善し、眼球等の眼窩内容温存率は100%です。
また、最近は蛍光内視鏡の発達により従来可視化できなかった副鼻腔後方や頭蓋底の病変が確認できる様になり一層治療効果と安全性が向上しています。

研究成果は下記の論文に報告されています。
1. J Yokoyama, et al.Impact of intra-arterial chemotherapy including internal carotid artery for advanced paranasal sinus cancers involving the skull base. British J Cancer 2014, 111:2229-34.
2. J YOKOYAMA, et al. Impact of Endoscopic Indocyanine Green Fluorescence Imaging on Superselective Intra-arterial Chemotherapy for Recurrent Cancer of the Skull Base ANTICANCER RESEARCH 3419-3424 (2016)



臨床研究
1) N0口腔がんにおける選択的頸部郭清術とセンチネルリンパ節ナビゲーション手術の無作為比較試験

「センチネルリンパ節理論による頭頸部微小転移の解明と個別的治療法の開発」 】

頭頸部がんにおいて、頸部リンパ節の制御は最も重要である。術前リンパ節転移の無いと判断される症例の約20%に転移があることが報告されています。この微少転移を検出する方法がセンチネルリンパ節(SN)理論です。この方法は既に多くの癌で有効性が報告され、乳がん等では健康保険で診療ができる様になっています。微小なリンパ節転移機構の解明と低侵襲治療法の開発をめざしています。転移する可能性の最も高いリンパ節を同定し、ごく早期の段階で治療します。ラジオアイソトープ(radioisotope,RI)を用いたSN生検法を手術中に施行し、リンパ節の転移の有無を判断します。転移があれば十分な頸部郭清をします。転移が無ければ頸部郭清は省略します。従来の一律に施行する頸部郭清術と、本法の2群間で、生存率、術後機能障害などを全国の頭頸部癌の専門病院で比較検討しています。

これらの成果は下記に報告されています。
1. Miura K, Hirakawa H, Yokoyama J, et al. Sentinel node biopsy for oral cancer: A prospective multicenter Phase II trial.Auris Nasus Larynx. 2016 : S0385-8146(16)30214-0.
2. N Wakisaka, Y Hasegwa, S Yoshimoto, K Miura, A Shiotani, J Yokoyama,et al. Primary Tumor-Secreted Lymphangiogenic Factors Induce Pre-Metastatic Lymphvascular Niche Formation at Sentinel Lymph Nodes in Oral Squamous Cell Carcinoma PLoS ONE 12/2015; 10(12):e0144056. DOI:10.1371


2) 咽頭癌・喉頭癌に対する経口的切除術とインドシアニングリーン蛍光法センチネルリンパ節生検術による低侵襲手術の研究

【厚生省労働科学研究費補助金がん臨床研究事業研究班 「センチネルリンパ節理論による頭頸部微小転移の解明と個別的治療法の開発」 】

センチネルリンパ節生検術の概念に基づく診断法は、口腔癌で多く実施されてきました。転移する最も可能性の高いリンパ節(センチネルリンパ節)を同定し、手術中に転移の有無を判断します。微小転移段階で治療が可能になり、予後不良な後発転移再発を防ぐことができます。近年早期咽喉頭癌の診断が特殊な内視鏡観察の技術により可能となってきたが、治療法はまだ十分にの確立されていません。特に潜在的リンパ節転移に対する低侵襲治療の開発は行われていません。

咽喉頭癌に内視鏡を使用しRI法を注入する場合、治療室や手術室での注入が不可能なため大きな制約があります。そこで制約のないインドシアニン・グリーン(以下ICG)蛍光法がRI法に代わり使用されてきました。経口的切除法にICG蛍光法による生検法を併用する治療法は、最適かつ低侵襲な治療と期待されます。これにより頭頸部領域のSNを同定できれば、RI法に比べ医療従事者と被験者の被曝、施設の制限などの問題が解消され、どの施設でも行うことが可能となり、医療の均てん化に役立つことが期待されます。また低コストのため医療費の削減にも寄与します。臨床的にリンパ節転移を認めない咽喉頭癌症例についてICGを用いたSN生検術の有用性を全国の頭頸部癌の専門病院で検討しています。



3)リンパ管を利用した頸部リンパ節の低侵襲的制御法の開発 【厚生省労働科学研究費補助金がん臨床研究事業研究班 「センチネルリンパ節理論による頭頸部微小転移の解明と個別的治療法の開発」 】

頭頸部癌の最大の予後因子が頸部リンパ節転移です。転移リンパ節の制御が最も予後の向上に重要です。頭頸部癌において最初に転移するリンパ節(センチンルリンパ節)と言います。この理論に基づくと、原発巣と転移リンパ節はリンパ管を介して結合しているため原発巣に投与した抗癌剤はリンパ管を介して効率的に移行します。下記に模式図を示します。最もよく調べられているのが口腔癌ですが、他の副鼻腔癌等でも同様です。

センチネル理論による頸部リンパ節の低侵襲治療法として欧米でも注目されています。


また、赤外線カメラを使用により直接リンパ管やセンチネルリンパ節を確認し、センチネルリンパ節の抗癌剤他のリンパ節より多く集積するのを確認しています。


これらの研究成果は下記の論文に報告されています。
1.J Yokoyama, et al. Impact of Indocyanine Green Fluorescent Image-Guided Surgery for Parapharyngeal Space Tumors. J Cranio-Maxillofacial Surgery 2013, DOI.10.1016/j.jcms.2013.12.001
2.Yokoyama J,et al. Significant improvement in superselective intra-arterial chemotherapy for advanced paranasal sinus cancer by using Indocyanine green fluorescence. Eur Arch Otorhinolaryngol. DOI 10.1007/s00405-013-2846-9
3 . Yokoyama J,et al A feasibility study of NIR Fluorescent Image-Guided Surgery in head and neck cancer based on the assessment of Optimum Surgical Time as revealed through Dynamic Imaging. OncoTargets and Therapy 2013:6 :1-6
4.. Yokoyama J,et al. Impact of lymphatic chemotherapy targeting metastatic lymph nodes in patients with tongue cancer (T3, N2b, M0) using intra-arterial chemotherapy. Head Neck Oncol. 2012 ;4(2):.
5. Yokoyama J,et al. A feasibility study of lymphatic chemotherapy targeting sentinel lymph nodes of patients with tongue cancer (T3,N0,M0) using intra-arterial chemotherapy. Head Neck Oncol. 2012 ;4(2):59
6. Ohba S, Yokoyama J, et al. Significant improvement in superselective intra-arterial chemotherapy for Oral cancer by using Indocyanine green fluorescence. Oral Oncol 2012. 48(11):1101-5.
7. Fujimaki M, Yokoyama J, et al. Dynamic imaging in determining the optimum surgical time for NIR fluorescent image-guided surgery. Head Neck Oncol. 2012 ;4(2):50.
8. Yokoyama J, et al. A novel approach to translymphatic chemotherapy targeting sentinel lymph nodes of patients with oral cancer using intra-arterial chemotherapy. Head & Neck Oncology 2011,3:42-48. doi: 10.1186/1758-3284-3-42







横山 純吉(医師、歯科医師)


学歴
東京医科歯科大学歯学部卒業
東北大学医学部卒業

略歴
京都大学医学部付属病院(口腔外科)
東北大学医学部付属病院(耳鼻咽喉科)
宮城県立がんセンター 頭頸科
フロリダ大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科留学
栃木県立がんセンター頭頸科副主幹兼医長
順天堂大学医学部耳鼻咽喉・頭頸科准教授
杏林大学医学部非常勤講師併任
帝京大学医学部非常勤講師併任
愛知学院大学口腔外科非常勤講師併任 現在に至る

専門医及び認定医
日本耳鼻咽喉科専門医、日本頭頸部癌専門医、日本気管食道科専門医、日本内分泌・甲状腺外科認定医、日本癌治療認定医

国内学会活動
評議員(日本頭頸部癌学会、日本嚥下医学会、日本小児耳鼻咽喉科学会、日本甲状腺外科学会)、編集員(日本頭頸部外科学会、日本小児耳鼻咽喉科学会,日本癌治療学会)、施設認定委員(日本甲状腺外科学会), Best Doctors







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